東日本大震災から10年を迎えて

いつもNPO法人MAKE HAPPYを応援いただきありがとうございます。

理事長のかごしマンこと谷口たもつです。

 

おかげさまで、私自身も石巻に来て10年が経とうとしております。

活動が続けられたのもハッピーサポーターをはじめ、後方支援や声援、想いを贈り続けて来てくれた全ての皆さまのおかげです。ありがとうございます。

 

2011年3月11日の発災時、私は当団体の本部があった香川県小豆島にいました。

未曾有の大地震で、見た事もない光景が画面越しに流れているのを、仲間達と立ち尽くして見ていたのを思い出します。

「動けば変わる!!」を合言葉にしていた僕らが、何から手をつけたら良いかも分からない中、2日後の13日に専門家たちとチャリティーイベントを開催し、そこには何か動きたい2000人が集まりました。

 

そのイベント中の先輩方の背中は、その後の災害支援で僕の行動指針になっています。

特に僕の心に火をつけた言葉があります。

それはまだ原発の状況も現地までの道が通れるのかも分からない中で、ボランティアの父と称される山田バウさんからの一言でした。

 

 

『動け!!!』

  

『被災地に行って、見て感じて『ダメだ!』と思ったら帰ってきたらいい!』

 

 

『とにかく動け!』

  

この一言で、イベントの翌日に僕も東北に行くことを決めました。

 

3月16日の夜、石巻市湊小学校に到着し1300人の避難者に救援物資を渡すことから災害復興支援部門『め組JAPAN』の活動がスタートしました。

 

翌日の明るくなった中で見た津波後の街並みは、テレビでよく見ていた空襲後のようでした。 

そして、大切な人を探すために多くの人たちが歩き続ける姿、自分の苦しみ以上に誰かのために動いている人々の姿でした。

 

活動を始めて数日後に思ったことは『10年はできることをさせていただこう!』でした。

 

緊急支援は、延べ2万人を超えるボランティアにより1年ほどで落ち着き、復興支援として仮設住宅の支援など人に寄り添ったカタチの支援に活動を変えていきました。

今では1700世帯が家を流された石巻市南浜で、震災伝承と防災の森を作るため苗木の育苗を通じて寄り添い活動を継続しております。

 

 

その当時の僕にとっての『10年』は『最大限にできることをさせていただこう』という気持ちで動き続けてきましたが、どうやら『復興』と呼べるには10年では足りないようです。

当団体の創設以来からの合言葉『動けば変わる』を胸に、これからも『心の復興』のためにも地球に緑を増やしながら続けてまいりたいと思います。

 

 

東日本大震災から多くの被災地で復興支援をしております。

現在、災害支援部門『め組JAPAN』では、熊本県人吉市の豪雨水害の復興支援をさせていただいております。

地震や水害などが起きた時にいち早く駆けつけ、目の前の人を助けることに妥協することなく、全力で笑顔を届けていく為に継続していきたいと思います。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。


理事長 谷口たもつ(かごしマン)

 


【め組JAPAN代表よりご挨拶】


いつもNPO法人MAKE HAPPYの災害支援部門め組JAPANの活動を応援いただき、本当にありがとうございます。

2011年3月11日の東日本大地震から始まっため組JAPANの活動は2014年に起こった広島県豪雨土砂災害での広島支援、2016年の熊本地震支援、2018年の西日本豪雨災害での岡山真備支援、2019年の台風19号による長野支援、千葉県茂原市支援、2020年の令和元年7月豪雨災害での熊本県人吉支援を行い、今日で10年の年月が経ちました。これも皆さまからの温かいご支援のおかげです。

改めて心より感謝いたします。


そして、この10年間、各地域で、汗を流し、たくさん笑い、時には涙を流し、考えて、考えて、時にはぶつかり、それでも被災者さんの為にと頑張り、各支援に携わったリーダーやスタッフ、そして、活動に参加してくださったボランティアさんに支えられ活動を行う事ができました。


被災地では、想像もつかないぐらい悲惨な光景を目にします。耳にします。

流されてしまったお家、倒壊してしまったお家、泥だらけでぐちゃぐちゃになった部屋、鼻をつく匂い、身内を失ったご家族。

活動に携わってきた1人ひとりが、どんな光景の中にも、そこには生活があった事、沢山の思い出があった事、本来なら違う未来があった事を忘れず活動を行なってきたおかげで、被災地に沢山の希望が生まれました。笑顔が生まれました。

「もうダメだと思ったけど、もう一度頑張ってみます。」と堪えれきれず涙を流し語ってくれたお父さん。

「あなた達の顔を見るだけで安心して涙が止まらない。」と会う度に涙いっぱいに伝えてくれるお母さん。

被災者さんの笑顔や嬉し涙が、頑張ってきて良かった!といつも教えてくれます。

本当は災害なんて起こらない方がいい。

だけど、毎年、毎年起こる災害の中で、私達、め組JAPANの活動の経験や知識が、被災者さんにとっての力になれるのであれば、いち早く駆けつける体制をつくり、被災者さんの希望や笑顔の力になれる事が1番だと考えました。


め組JAPANは昨年、災害支援プロジェクトから災害支援部門に変え、今後、いつ災害が起きたとしても、すぐに力になれるよう、日々の活動で経験や知識を蓄え、非常時にいつでも動ける体制を整えています。

そして、このコロナ禍での支援として医療用の簡易ガウンの作製を行い提供し、コロナ禍という非常時に医療現場で頑張る方へのサポートも行っています。


起きてしまった事は変えられない。だけど私達の活動でほんの少しでも未来を明るくできる。

これからも東北と各地域の復興を願い、これからもめ組JAPANらしさで被災地に希望と笑顔を届ける活動を行なって参りますので、引き続き応援の程よろしくお願いいたします。


災害支援部門 め組JAPAN

代表今井健太郎(パパラ)




■ハッピーサポーター募集中!!

皆さんのおかげで活動が継続出来ております。

毎月 1 口を 1 年間ご寄付いただくと

沙漠に 24 本の緑が増えやすことができ、国内の間伐が約 200 ㎡できて、復興支援を2人で1.5日間活動できます。

詳細とご寄付は下記より

https://www.makehappystory.com/sponcer

 

 

■復興支援部門 め組JAPAN

現在も熊本県人吉市で支援中です!!

【日々の活動はこちら】

https://www.makehappystory.com/megumi

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